売上を増やすのためにやることは、売上の公式は客数×客単価なので
- 客数を増やすこと
- 客単価を上げること
基本的にはこの2つのことだけで、実践することで売上は必ず増えていくはずです。
どちらが大事かというと利益を増やす客単価ですね。
客数ももちろん大事ですけど無闇に数を増やせば良いのではなく、間違うと忙しくなったのに売上が増えないというようなことになり、そこからの立ち直りはかなり大変です。
このことを理解していて、色々頑張ってもいるのに思ったように売上利益が増えない、そんな状態が続いているお店によくあるのが、やってはいけないことを気づかずにやってしまっていることです。
気がついていないので何が悪いかがわからない、だから売上が増えていかないのです。
何をやれば良いかを考えることが多いですが、実はそれ以上に大事なのは間違ったことをやらないことです。
逆に言うとそれをやめるだけでも売上は増えます。
まず代表的なのは
過度に割引しての集客ですね。
これは気がついてる人も多いかもしれませんが、多くのお店がやってしまっていることでもありますよね。
今新規のお客さんが減っているお店が増えています。
人口減少や少子高齢化、25万件を越える美容室のオーバーストアが主な原因です。
ところが、お客さんが来ない理由を
「高いから来てくれないんだ」
「他店よりも安くすれば来てくれる」
と思ってしまい、価格を下げて集客するお店が多いのです。
あなたのお店はどうですか?
価格を安くすることで新規の来店数は増えるのは間違いありません。
でも、「これでもう大丈夫!」とはならないのです。
なぜだかわかりますか??
割引で来店したお客さんは再来店しないからです。半額で来た人は半額だから来たわけで、2回目の定価ではほぼ間違いなく再来店しません。
お客さんは増えているように感じても、単価も下げといるので売上が増えず、限りある予約枠を半額のお客さんで埋まることで、本来の定価で来ているお客さんが入れなくなり他店に失客するということまで起こります。
単価が下がって客数が増えるから売上が増えない、経費は客数に比例して増えますので、忙しくなったわりにお金が残らない、まさに奴隷のような状態に陥っていきます。
割引の集客はスタッフと席数が多いお店が、多くのお客さんをこなすための戦略で、小さな規模のお店には合わないのです。
下がる売上を増やすためには、まずはこの間違った過度の割引集客をやめることです。
そしてそのための解決策の一つが、作業名をメニューにしないことです。
「??」
もしそう思ったなら、あなたのお店の売上が増えない要因になっているかもしれませんので参考になると思います。
美容室のカットやカラーなどのメニューは作業名がそのままメニューになっていますよね。当たり前のように感じるかもしれませんが、どんなにこだわっていてもお客さんから見たらカットはカットするということと価格しか情報が得られず、他店との違いもわからないので選ぶ理由が価格になりやすく、他店との価格競争になってしまうのです。
メニュー名を作業名ではないものにすることで、簡単に価格競争から抜け出すことができますよ。
もう一つはカットなどの単品でのメニューで集客しないことです。
これも気が付きにくいことでよくあることですが、単品メニューはどうしても単価が下がります。ですので、カットなど単品メニューではなく、基本的にセットメニューで集客します。
人口は減少していきますので、カットを10人集めるよりも、カットカラーを5人集めるほうが簡単ですし、単価も低くならずに売上を増やすことにもつながります。
キッズカットなどの明らかに価格が低いものなど、集客に必要ないものは看板にもネット上にも載せなくても問題ないです。聞かれたときに答え、ご案内すれば良いのです。
載せているから来るということでもありますので。シンプルに集客したいメニューだけ載せておけば、そのメニューのお客さんが増えていきますので仕事も楽になりますし売上も増えていきます。
売上を下げる代表的な要因を3つお話ししました。
- 過度な割引
- 作業名のメニュー表示
- 単品メニューの集客
何をやるかを考えるよりも前に、まずこれらのことをやってしまっていないか確認してみていください。
それをやめるだけでを売上利益は増えていきますよ。
美容室集客アカデミーの会員さんの中でも、忙しくて大変だったのに、一年で客数は本とんど変わらず(お客さんは変わっています)に売上を130%まで増やすことに成功した方もいます。
あなたも是非取り組んでください(^^♪
それでは!