【しっかり働き、しっかり休み、しっかりやりたいことをやるために】
『美容師だって好きな時に休める!』
田中です(^^♪
美容師の幸せな働き方、それを支えるのは日々サロンに来店してくれるお客様の存在あってこそですよね。
だからこそ考えなくてはいけないのがお客様についてのこと。
ここでよくあるのが
「ターゲットを決めましょう」
です。
これは良いですよ。
・名前
・性別
・年齢
・仕事
・家族構成
・生活スタイル
・趣味
・年収
・美容室の利用頻度
・美容室を利用する際のメニュー
・美容室に毎回かける金額
・美容室に望んでいること
などなど、より詳細に決めていけばいくほど良いです。
これが私のお店のお客様だ!というくらいの感じで決めていきたいところですね。
では、決めればお店の業績は上がるのか、というわけではないですよね。
その人を呼んで、お店に来てもらわないといけないです。
そして再来店してもらい、何度もお店を利用してもらいたいじゃないですか。
① 来てほしい人を決める
② その人に実際に来てもらう
③ その人にまた再来店してもらう
この流れが好循環を生みます。どれが欠けてもダメです。全部繋げて考えていきます。
で、この時考える順序は
① 来てほしい人を決める
② その人にまた再来店してもらうための対策&環境整備
③ その人に実際に来てもらうための対策
こうです。
重要なのは①のお店にどんな人が来てほしいかを決めることなんですが、②のその人が実際にお店に来た際に、喜んでくれる環境になっているかも同じくらいかなり重要です。
例えば来てもらいたい人がお店に求めていることが
・静かにゆっくり過ごしたい
と思っているのに、店内が賑やかだった場合は、そこで提供しているものと求められていることのミスマッチが起こります。
こういったミスマッチが起こると、③の集客がどんなに上手くいってもお店にお客様が増えていきません。①の来てほしい人自体を考え直す必要も出てきます。
一番良いのは今のお店の状況で、本当に喜んでくれている人を来てほしい人に設定すれば良いのですが、確認しておきたいのは、
『美容師だって好きな時に休める!』
ということです。今現状が働いていてキツイとか、休みがとりにくいというのであれば、現状のベースで上記の3点を考えていてもその状況って改善されることはないと思うんです。
そういった場合必要になってくるのは
「捨てる」
てっこと。
『美容師だって好きな時に休める!』
に向かっていくとき、今あるものをすべて持っていくことはおそらくできないと思います。
だから捨てなくてはいけないんです。
それは酷な話かもしれないですけど、今来ているお客様も含まれるかもしれません。
でも、全部は持っていけないんですよね。
何を捨てるかは思い描く幸せな働き方次第です。
私自身は
・メンズのお客様
・着付け
・メイク
・カットのお客様
・予約を守れないお客様
など、多くのものを捨ててきました。
「これまでやってきたことをなんで捨てるのか?」
そう思うかもしれません
それは、それでも来てくれるお客様のため。どうしてもあなたのお店に行きたいというお客様のためです。
その方が最高に満足し、喜んでもらえる環境を用意するために、それを阻害する要因をなくすためでもあります。それがお店を作っていきます。
だから来てほしい人を具体的に決めるのは重要です。
傲慢に聞こえるかもしれませんが、私たちのような小規模サロンが大切にしなくてはいけないのは
「誰にでも来てもらえる環境づくり」
ではなく
「来てほしい人がまた来たいと思える環境づくり」
です。
そして私たちが身を削るような働き方は絶対ダメ。来てくれているお客様が悲しみます。家族も辛いです。
以前は
「忙しくて大変ね」
と言われることに、美容師として売れているんだと嬉しさを感じたことがありましたけど、今思えばあれは褒められていたのではないのでは、と私は思っています。
しっかり働き、しっかり休み、しっかりやりたいことをやる。
お客様もそんな姿を喜んでくれると思えるようにやっとなりました。日々成長ですね。
これからも頑張っていきます。
① 来てほしい人を決める
② その人にまた再来店してもらうための対策&環境整備
③ その人に実際に来てもらうための対策
考えてみてくださいね。
田中 佑介